《ひょうごの巨樹・巨木100選・散策回顧録》
まずは、5年前に、豊岡市竹野町桑野本の桑野神社のイチョウを散策に行きましたが、実はその先、車で約15分ほどの集落に、今回のヤマザクラがあったのです。
(5年前は番地も分からず、地図上では三原地区は大変広大で、集落はひと山、南側にあると思っていましたので、当日はあきらめました。)
竹野町桑野本の桑野神社の東側の道路を山間に進み、集落に着きましたが、なかなか見つけられず、田植えをされていた奥さんに聞いてやっと見つけました。
山間の行き止まりの小さな集落の高台にある墓地内に自生する
「ひょうごの巨樹・巨木100選」 NO.60
巨樹「三原のヤマザクラ 」 (2021.5.4 撮影)
・幹周/5.25m
・推定樹齢/不明
これほど美しい樹姿・樹冠の巨樹は見たことがありません。
まさに威風堂々。
サクラ は成長も早いが、特に根や主幹の損傷及び衰退も早いけれど、この巨樹はこれらが見られず、樹勢はますます旺盛です。
多数の主幹が一塊りの大主幹になったような状態で力強さを感じます。
この瘤の大きさから見て、樹齢は相当なものでしょう。
大枝や小枝に、新緑の葉を一杯付けています。
(資料より)
桜が満開の状態
興奮冷めやらないままに、ヤマザクラを後に次の樹木である、香美町香住区の円山応挙の襖絵で有名な大乗寺のクスノキの散策に出かけました。
特に但馬地区の巨樹・巨木に出会うたびに、長年の豪雪に耐えながら、力強く、逞しく生きている姿には頭が下がる思いでいっぱいです。