《ひょうごの巨樹・巨木100選・散策回顧録》
大乗寺(別名:応挙寺)境内に自生する
「ひょうごの巨樹・巨木100選」 NO.61
・クスノキ としては但馬地区最大の巨樹
・幹周(株立)/6.55m
・樹高/26m
・推定樹齢/800年
50年前に会社の忘年会に行ったとき以来の訪問。
亀居山「大乗寺」(だいじょうじ) (別名:応挙寺)
寺伝によれば745年(天平17年)に行基が自 の聖観音を本尊として創建したと伝えられている。
その後、戦乱を受け寺勢は衰退するが、江戸時代後期の寛政年間(1789年 - 1800年)に当時の住職、密蔵らにより再興された。
密蔵は京都訪問の際に苦学中の円山応挙に銀三貫目を与えた。応挙は大成したのち、密蔵の恩に報いるため、弟子12名とともに客殿襖絵・屏風などに取り組み多数の作品を残した。
駐車場からクスノキを見る
季節外れのもみじがキレイです。
山門
本堂
鐘楼
実にバランスよく積んであります。
目的のクスノキは山門を潜った直ぐ左手にあります。
バランスのいい見事な樹姿です。
目測で、地上から約7〜8m辺りから、2本の大枝幹に分かれています。
推定樹齢800年を感じさせる根周りを覆う苔。
樹齢800年ですが、殆ど損傷や損失した箇所もなく、樹勢は旺盛そのものです。
クスノキの奥に奇妙な形をした根の樹木があります。
なんでこうなるの?
大乗寺を後に、当日最後の散策のため、日本海を左手に眺めながら、訓谷地区に自生する目的のクロマツを見に行きましたが、残念ながら、根と主幹の一部のみしか残存していませんでした。