当日は香美町村岡区に自生する3箇所4本の散策に出かけました。
前回よりも範囲が狭く3箇所でしたので、出発も10時過ぎと遅く、ゆっくりと散策することが出来ました。
1箇所目は国道9号線を西に走り、途中、右折して香住町方面(県道4号線)に向かって北上し、道の駅あゆの里矢多田川を過ぎて少し行くと、長瀬集落の八幡神社に自生する2本の樹木です。
《ひょうごの巨樹・巨木100選・散策回顧録》
「ひょうごの巨樹・巨木100選」 NO.57
・兵庫県指定天然記念物
巨樹「長瀬八幡のタブノキ」 (2020.5.2 撮影)
・幹周/5.30m
・推定樹齢/300年
南方向から見る。
本殿より一段低い左手前に自生しています。
一部の根は虫に食い荒らされて空洞になっており、木くずが周りに溜まっています。
また、右の矢印奥の竹林から、左矢印方向(道路寸前までかなりの距離が地滑りしていました)と本殿裏奥の南側法面と2方向に地滑りが発生し、地肌が剝き出しになっています。
一段高い場所にある本殿と地滑りから50cm高い位置にあるタブノキは辛うじて流されずに済んだようですが、本殿の南斜面の下には多くの民家がありますが、見る限り、復旧や修復の気配すらなく、災害時のままの状態でした。(怖いです)
上の画像より少し左方向から見る。
東方向から見る(裏側)
ほかの面よりももっと酷く、樹皮も無く,穴も多数あり、腐っているような状態です。
また、いろんな種類の樹木が、はびこんでいます。
サルの腰掛
樹木全体が瀕死の状態のように見えますが、他の樹木同様にしっかり新しい枝に葉を付けています。
しかし治療をしないと、倒木や枯れ木の恐れがあることと、地滑りの再発生が心配です。