連日の秋晴れは過ごし易すいので助かります。
《ひょうごの巨樹・巨木100選・散策回顧録》
善住寺から何箇所か、危険な場所もありましたが、何とか山越えして、久斗山地区に着きました。
地区に入って直ぐの南側の高台に鎮守の森があり、その神社境内に自生する
「ひょうごの巨樹・巨木100選」 NO.53
・兵庫県指定天然記念物
・ヒノキ としては兵庫県内最大の巨樹
巨樹「久斗山(くとやま)のヒノキ」 (2020.4.25 撮影)
・所在地/新温泉町久斗山 (大杉神社境内)
・幹周/6.15m
・推定樹齢/800年
「大杉神社」
石段下の駐車場に止めて、参道を上がります。
苔むすの参道。
足取りが重いです。
本殿の裏側にある目的のヒノキが見えてきました。
残念ながら、周りに多くの樹木があるため、全体の樹姿を撮ることは出来ませんでした。
東方向から
この樹皮を見る限り、西や北方向からの画像は信じられません。
西方向から見る。
樹皮も剥がれ、表面は枯れ木のように白っぽくなっています。
倒木防止のために数本のワイヤーが、樹木から駐車場にかけて張ってあります。
北方向から見る
急斜面のため、撮ることが出来ませんでしたので、2020年以前の資料からの画像です。
まさかこんな状態になっているとは想像もつきませんでした。
主幹が空洞化したり、損傷しているのを見ると、よくもこのような状態の中で倒木したり、枯れ木にならず、巨樹全体を支え、葉も立派に付けているのには、いつも驚かされると共に、樹木の生命力の強さを実感します。
当地を後に、来た山道を戻り、当日最後(7本目)の散策のために出発します。