三田のはげ・おとん

ご訪問誠にありがとうございます。日々の些細な出来事を、思う がままの書き込みと、神社・仏閣及び巨樹等の紹介もしております。

国指定天然記念物・口大屋のアべマキ @ 養父市

>

《ひょうごの巨樹・巨木100選の散策回顧録

 樽見エドヒガンのひと山南側の山腹に、是非会いたい樹木がありますが、地図上では、山に沿って横断しなければので、どうするか思案していましたが、エドヒガンの駐車場を管理する地元の人に聞いてみました。

 すると、「駐車場横の道路(1本道)を登って行くと、駐車場と樹木の案内板があり、そこから少し下っていくとある」とのことでしたので、ラッキーと思い、早速エドヒガンを後に出発しました。

 是非会いたい13本のうちの11本目である

「ひょうごの巨樹・巨木100選」 NO.50

・国指定天然記念物 

・アべマキとしては兵庫県内第2位の巨樹

巨木「口大屋のアべマキ」 (2020.3.31   撮影)

・所在地/養父市大屋町中法仙地 (山腹)

・幹周/4.74m 

・根周/7.0m

・推定樹齢/400年

ハイキングコースになっています。

山の法面に沿ってコースがあります。

落ち葉が何層にも積もっていたので、滑らないよう注意しながら、下って行きます。

雑木林を進みます。

対面に集落が見えます。

雑木林を抜けると、パッと開けたその先にありました。

北方向から見る

 右側は地滑りがあったのか、木々も無く、急勾配な法面が約60mくらい下まで続いています。(滑落でもしたら、一貫の終わりです)

 山道の幅も狭い所で1mくらいしかなく、の法面に手を置きながら、慎重に近づいて行きます。

 また、左半分は法面が真近かに迫っているのと、日当たりが悪いのか、右半分に比べると、大枝幹や小枝の数が少ない上、枝振りももう一つです。

 しかし、幹周りが5m以上無いので、巨樹とは言えませんが、この大枝幹から大枝、小枝の枝振ぶりは国指定天然記念物に相応しい樹姿といえるでしょう。

 主幹は地上から約2m辺りに穴が開いて、一部空洞化してます。

その横の大枝は損失していました。

 

 

 南方向から見る

 右上の斜面から下りて来ました。

 法面ギリギリに自生しており、私の身体もこれ以上左には寄れません。

 南方向から全体を撮りたかったのですが、残念ながら、これ以上バックすると危険でしたので止めました。

 主幹の一部や大枝が数本損失していましたが、樹勢は旺盛のようです。

 葉を付けている樹姿も見たいものです。

 また、法面の崩れで倒木しないことを祈って、来た道を戻りました。

 当日の最後の樹木に会いに、麓の集落に鎮座する神社に行きましたが、残念ながら影も形もありませんでした。

「ひょうごの巨樹・巨木100選」中でも、是非会ってみたい巨樹・巨木

1.大山宮の千年モミ (丹波篠山市) (2022.9.2 投稿済)
2.日置のハダカガヤ   (丹波篠山市)  (2022.9.7 投稿済)
3.常滝寺の大公孫樹   (丹波市)   (2022.9.13 投稿済)
4.建屋のヒダリマキガヤ (養父市)   (2022.9.18 投稿済)
5.八代のケヤキ (朝来市) (2022.9.19 投稿済)
6.糸井のカツラ (朝来市) (2022.9.29 投稿済)
7.藤坂のカツラ    (丹波篠山市)  (2022.10.7 投稿済)
8.久森家のムク   (佐用町) (2022.10.9 投稿済)
9.法雲寺のビャクシン (上郡町)   (2022.10.11 投稿済)
10.樽見エドヒガン(仙桜)   (養父市)   (2022.10. 21  投稿済)
11.口大屋のアべマキ (養父市)  (2022.10.22 投稿済)                     
12.殿原のお葉付きイチョウ (加西市)   (散策済                                                           13.畑上のトチ   (豊岡市) (未散策)