三田のはげ・おとん

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国指定天然記念物・樽見のエドヒガン @ 養父市

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《ひょうごの巨樹・巨木100選の散策回顧録

是非会いたい樹木が2本自生している養父市大屋町に出かけました。

会いたい樹木の13本のうちの10本目である、出石藩の殿様も花見に訪れた

「ひょうごの巨樹・巨木100選」 NO.49

・国指定天然記念物 (昭和26年6月9日 指定)

エドヒガンとしては兵庫県内第3位の巨樹

巨樹樽見エドヒガン」 (2020.3.31   撮影)

(通称:仙桜)

・所在地/養父市大屋町樽見字ケジメ85 (山腹)

・幹周/5.95m (市の説明板は6.2m)

・根周/7.0m

・樹高/13.8m

・推定樹齢/1000年

 麓からかなり登ったところに「樽見大桜保存会or大屋町同友会」が管理されているトイレ付きの駐車場があります。(桜は山中ですので、大変助かります)

 昨日の雨で足元がぬかるんでいるので、滑らないよう注意しながら、ゆっくり歩いて行きます。

桑畑跡の石垣

杉木立と桑畑跡の石垣に囲まれた山道を登ります。

石垣を利用した段々畑がたくさんあります。

杉木立を抜けると、パッと視野が広がります。

大桜の保護ために、ここから上は、日当たりなどを考慮して、杉など植林しなかったのではないでしょうか?

みつまたの群生

一番高い場所に、目的の樽見エドヒガンが見えてきました。

やっとシーズンの時期に来られました。

道は桑畑に沿って、つづら折りになっており、近くて遠い感じでした。

樽見エドヒガンの子桜も元気に成長しています。

その下を通り登って行きます。

西方向(登る途中)から

樹姿が分かるようになってきました。

やっとシーズンの時期に来れました。

あと半周りで到着です。

真横に伸びた大枝幹が衰弱しているのか、しっかりした支柱やジャングルジム的な支えなど、本格的な設備が設置されています。

やっと到着。

北方向から

南東方向から

次の以前の画像と比較すると、現在は正面下半分辺りに、桜の花は見当たりませんし、花の密度も少ないです。

以前の樹姿(保護設備は今と同じ状態です)

治療用のホースも設置されています。

 

 

 推定樹齢が1000年ということと、豪雪や台風などの自然災害にも耐えながら、よくぞ可愛い花を小枝一杯に咲かしてくれました。

 

これからも保存会の皆様等の努力に答えて、長生きして欲しい樹木です。

「ひょうごの巨樹・巨木100選」中でも、是非会ってみたい巨樹・巨木

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2.日置のハダカガヤ   (丹波篠山市)  (2022.9.7 投稿済)
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4.建屋のヒダリマキガヤ (養父市)   (2022.9.18 投稿済)
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6.糸井のカツラ (朝来市) (2022.9.29 投稿済)
7.藤坂のカツラ    (丹波篠山市)  (2022.10.7 投稿済)
8.久森家のムク   (佐用町) (2022.10.9 投稿済)
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10.樽見エドヒガン(仙桜)   (養父市)   (2022.10.  21 投稿済)
11.口大屋のアべマキ (養父市)  (散策済)                     
12.殿原のお葉付きイチョウ (加西市)   (散策済                                                           13.畑上のトチ   (豊岡市) (未散策)