勢力もあまり衰えない上、速度が遅いのも重なり、大きな爪痕を残してきている台風14号が、いよいよ19日にやってきます。
被害があるのか、ないのか、「神ぞ知る」ところですが、今出来る可能な範囲で、暴風対策をしておきましょう。
《ひょうごの巨樹・巨木100選の回顧録》
100選の中でも、是非とも会いたい樹木の1本。
県道よりかなり高いところに集落があり、その一角に元京都府知事の北垣国道邱跡に自生する
「ひょうごの巨樹・巨木100選」 NO.20
・国指定天然記念物 (昭和26年6月9日 指定)
・ヒダリマキガヤとしては日本最大の巨樹
・カヤとしては西日本最大の巨樹
・カヤとしては兵庫県内最大の巨樹
巨樹「建屋のヒダリマキガヤ」(2011.5.5 撮影)
・所在地/養父市能座548 (北垣国道邱跡)
・幹周/6.92m (説明板は7.3m)
・推定樹齢/800年
2007年11月から2010年3月までの樹勢回復治療のおかげで、大枝幹や小枝に新緑の葉をいっぱい付けています。
力ヤとして、これほどバランスの取れた美しい樹姿は見たことがありません。
これほどの巨樹が、屋敷の敷地内にあるということは、敷地は相当の広さだったでしょうね。
山側の根が枯れていると説明板に書いてありますが、少し白っぽくなっている箇所が枯れているのでしょうか?
また、これほどの枝ぶりと樹高がある上、落雷や台風そして豪雪によく倒木しなかった事自体信じられません。
きっと生命力の強い樹木でしょう。
幹のそばまで行けないですが、相当デカいです。
数か所の小枝が損失しています。
大枝幹が開かないよう、ワイヤーで縛ってあります。