雨も少なく、朝夕は秋めいてきましたが、日中はまだまだ残暑厳しい日々が続いています。
(淡路島旅行・その6)
「鮎屋の滝」を後に目的の巨樹に向かいます。
《ひょうごの巨樹・巨木100選》 NO.73
巨樹 「鮎屋のクスノキ 」 (別称:楠大明神のクスノキ) (2023.9.13 撮影)
・所在地/洲本市鮎屋693
・幹周/8.91m
・樹高/25m
・推定樹齢/不明
洲本市と南あわじ市の境界線近く、鮎屋川右岸高台に鎮座する楠大明神の背後に立つ巨樹のクスノキ。
隣は鮎屋多目的集会施設。広い駐車スペースもあり、自動車で訪ねるには便利な場所である。
詳細に見ると、数本の合体木のようだ。しっかり密着していて、根の近くには隙間はないが、主幹と呼べるようなものがなく、見る角度によっては、まったく違った形状をしている。また、幹周りが太いわりには、樹高が低いのは元来が合体木だからだろう。
(東方向から)
(南方向から)
(南西方向から)
しかし、合体木であっても、傍に立って感じる迫力は相当なものである。「大明神」の形容に違和感はない。
また、 樹木の損傷や損失も殆ど無く、 樹勢はますます旺盛である。
(付録)「楠大明神」
クスノキの背後にはコンクリートの祠があり、その手前には「楠大明神」の石額を掲げた鳥居があり、それらの位置関係から想像すると、このクスノキそのものが、神として神格化されているのではないだろうか。