「円悟寺」(えんごじ)
臨済宗妙心寺派円悟寺は、「独鈷(どっこ)の滝」に向かう県道283号の北。五台山から南西に向かう尾根の先にある標高370mほどのピークの南麓に位置している。いかにも禅刹らしい、落ち着いた雰囲気の寺である。
「ひょうごの巨樹・巨木」
巨樹「円悟寺のカヤ」
・幹周/5.3m
・樹高/26m
・推定樹齢/伝1000年
単幹で、樹勢が良く、参道を登って行く途中で、塀の向こうに立派な樹冠が見える。
樹姿の美しいカヤである。
本堂の前に、大きなカヤの木が立っている。
少し斜めに傾いており、そちら側の根が縮こまっている感じ。
想像するに、かつては反対側と同様に土が盛られていたが、あるとき、平坦化された。その際に根も傷ついたものだろうか。
右後方が本堂
幹の途中に気根のようなものが見えるが、これは表皮の一部が傷ついて失われ、残った部分が肥大化したもの。