三田のはげ・おとん

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善光寺のイブキ @ 多可町中区

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医王山「善光寺

・所在地/多可町中区東安田713

・本尊/阿弥陀如来立像 (高さ105cmの1本造りで、平安時代前期のものと考えられている。現在は兵庫県立歴史博物館に保存)

・創建/は不明だが、この谷奥に存する旧善光寺跡地で採集された土器から少なくとも平安時代前半には、寺院としての活動を営んでいたと考えられる。

・かっては大鳳凰山と呼ばれた古刹であった。

・現在、堂宇は本堂(イブキから離れているため画像なし)と薬師堂が造存している。

・中世以降は、善光寺は戦国時代の内乱により衰退する時期もあったが、多くの民衆の信仰を集めた。薬師堂内に残されている穿孔のある願掛け石はそれを如実に示すものである。

杉木立の山道を走ります。

行き止まりの正面に

薬師堂

「ひょうごの巨樹・巨木」

兵庫県指定文化財 (昭和50年3月18日 指定)

巨木「善光寺のイブキ」

・根周り/4.5m

・樹高/17m

・枝張り/東へ約5.9m、西へ約7.8m、南へ約6.5m、北へ約6.5m

・推定樹齢/約500〜600年

・本来は海岸や島などに自生するもので、海岸から40㎞あまり隔てた内陸である当地に順応し、生育していることは大変珍しく貴重であります。

・その昔、明智光秀がこの寺を攻め、この薬師堂に火を放ち、仏像を焼失せしめんとした。しかし、火は仏像を避けるように舞い上がり、全く焼け落ちる気配がないのを見て、怒った光秀の突き立てた杖が、薬師堂前に威風堂々たる姿を見せる大イブキとして成長したという伝説がある。 

薬師堂の手前に自生するイブキは圧巻。

イブキ 独特のねじり気味の樹面と樹皮

数本の枝は損傷や損失しているが、樹勢は旺盛。