《波豆八幡神社関連》
「波豆石造美術群」
大正の初め、千苅水源地を築造した際に水没する金福寺(当時既に廃寺)の境内にあった石造美術品を一括して現在の場所に移転した。
配列
三尊種子板碑 (中央)
・嘉暦3年(1328年)7月銘、波豆石製(流紋岩)
・地面からの高さ4m、幅82cm、厚さ24cmの自然石板碑。
・石板碑としては全国で2番目の高さ。
五輪塔 (左手)
・康永2年(1343年)3月3日銘、波豆石製。
600年以上前に造られた応永鳥居やこの五輪塔は、現在のように研磨機や石切りカッターがない時代に、長い円柱やバランスの取れた円球がよく出来たと、いつも先人たちの技術の高さには驚きと感心させられます。
宝篋印塔 (右手)
・明徳2年(1391年)3月銘、波豆石製。
宝篋印塔 (五輪塔の左横)
・南北朝時代で、波豆石製。形式や手法は上記明徳2年塔より古い。